@article{oai:sojo-u.repo.nii.ac.jp:00000839, author = {東町, 高雄}, journal = {崇城大学紀要, Bulletin of Sojo University}, month = {}, note = {CTスキャンデータを基にSolidWorksを用いて、鼓膜、耳小骨、靭帯等から構成される健常者の中耳形状モデルを構築し、三次元有限要素法による調和振動解析を行って伝音時のアブミ骨の変位-周波数応答特性を明らかにした。次に、耳小骨の一部が欠損した場合を想定し、キヌタ骨の代わりにコルメラと呼ばれる柱状部品を用いた耳小骨再建モデルの振動解析を行った。そして、アブミ骨の周波数応答特性を健常者のものと比較することにより聴力改善効果を手術の前に予測する方法を提案した。本報では予測法の妥当性を検証するために、輪状靭帯の形状を種々変更して振動解析を行い、輪状靭帯の形状に違いによる周波数応答特性の違いを明らかにした。また、鼓膜を実際と同様に3つの領域に分割してモデル化した場合と簡単化のために単一部品としてモデル化した場合の差異を比較した。臨床応用例として、慢性中耳炎により耳小骨連鎖が損傷した中耳のCTスキャンデータを基に、数種類の耳小骨再建モデルを構築した。これらのモデルの振動解析結果から、有効な耳小骨再建法の提案とその臨床応用の可能性を検証し、手術前の聴力改善効果の予測が可能であることを明らかにした。}, pages = {67--73}, title = {中耳の振動解析と伝音再建への臨床応用 -聴力改善予測法の開発-}, volume = {40}, year = {2015} }