@article{oai:sojo-u.repo.nii.ac.jp:00000661, author = {孫, セイ媛}, issue = {7}, journal = {崇城大学芸術学部研究紀要}, month = {}, note = {チャイナドレスは中国語で「チーパオ」といい、中華民国時代から現在にかけて世界的に注目されているファッションアイテムの一つである。海派チーパオはチーパオの一つの種類である。中国では現代チーパオと言えば、海派チーパオが代表的なものである。チーパオの歴史を見てみると、清朝の貴族である「旗人」たちが着装した服から派生し、1920年代の上海で現在の形が誕生した。租界を通じた西洋文化の浸透や、消費文化の拡大を背景に誕生したこの新しい服飾は、やがて当時の「モダンガール」の流行のファッションとして一世を風靡する。国内からの視点で見ると、新文化運動と五四運動を契機として古い社会(関門鎖国の清朝政府)を変革し、新しい時代の正統な政治体制を確立する原動力として女性(学生、女工など)に大きな期待が寄せられることになる。国外からの視点で見ると、中国の門戸開放によって、多くの外来会社が拡大されながら、租界が増え、外国人と中国の地方からの移住者が増えていた。各国と各地方の消費者を満たすため、伝統と西洋を結び付けた商品が生まれた時代でもある。「服」は「時代性の特徴の表現手段」と「個人の表現手段」の役割がある。そのような1920~40年代における「チーパオ」は、当時の人々の生活文化の表象そのものであった。本研究は、服飾が「服飾」として独立して存在するのではなく、それは社会構造に現れた一つの現象であるという視点から、当時の世界情勢や経済的状況、文化や習慣などを読み取ることにより、服飾に対する社会の価値観や服飾文化の変化、ファッションの変化などを明らかにしチーパオのデザインの時代性を解明することを本研究の目的とする。}, pages = {151--157}, title = {1920~40年代におけるチーパオのデザインの時代性についての研究}, year = {2014} }