@article{oai:sojo-u.repo.nii.ac.jp:02000041, author = {藤本 元啓}, journal = {崇城大学紀要, Bulletin of Sojo University}, month = {}, note = {崇城大学は生き残りを目指して、2010 年に教育刷新プロジェクトに着手し、翌年4 月から SEIP(Sojo Educational Innovation Project)- Ⅰを開始した。その後も13 年に中長期計画(内 容変更なしで18 年から第2 期)、19 年にSEIP- Ⅱ、23 年に第3 期中長期計画を実施してきた。 本学の教育改革は他大学に比べて少々遅れたスタートではあったが、それは決してマイナス ではなく、改革先行大学の内容と成果、および問題点を評価分析して、できること必要なこ とを峻別し、スピード感をもって推進できるはずであった。 しかしSEIP- Ⅰ・Ⅱ、中長期計画のいずれにおいても、その実施評価の検証をおこなわず、 PDCA サイクルを回せない、回さない、PDPD サイクルに陥った。その原因は、本学の立ち 位置を明確にしないまま、改革の目的、方針、実施計画等の文言作成で満足したこと、教育 行政専任の教職員が所属する改革推進組織を設置せず、実施主体が教職員個々人や学科任せ であったこと、つまり組織的な運用と点検評価体制を構築せず、情報の一元化と共有化とを 図らなかったことなどにある。 いま必要なことは、本学の立ち位置を明確にし、中長期計画とSEIP- Ⅰ・Ⅱとを評価検証 することであり、補助金目当ての施策、流行や目先の成果だけにとらわれず、粘り強い持久 力をもって改革に取り組む持続可能な体制づくりとその運営である。}, pages = {1--28}, title = {崇城大学教育改革の回顧と展望}, volume = {49}, year = {2024} }