@article{oai:sojo-u.repo.nii.ac.jp:00001366, author = {田代, 敬大}, journal = {崇城大学紀要, Bulletin of Sojo University}, month = {}, note = {付け値分布と資産選択理論に基づいた都市内土地利用モデルすなわち「多地区多財均衡モデル」という理論モデルに対して、3つの観点から基礎付けるのが本稿の目的である。すなわち、第一に土地所有者の付け値分布の予想の一貫性の検討である。将来付け値分布の平均および標準偏差の上昇率と収益率とが一致すると予想する条件の下で、将来付け値分布と現在付け値分布とが無差別になることを示した。第二に付け値分布間の相関係数についてである。理論モデルとしては相関係数を完全に外生変数として取り扱ってきたが、空間的相関係数の他に、時間要素を導入することで数種類の時系列相関係数を付け値分布の相関係数とみなす可能性の検討を行った。第三は実証分析である。まず、「付け値は分布する」という根本仮定、「都心部から郊外に向かって、付け値分布平均・標準偏差は次第に減少する」等の命題が概ね実証的に基礎づけられた。次に基礎理論を直接的に実証分析に適用し、都市内地域におけるマンション建設投資面積比率について理論値と実測値の比較を行った。理論値は実測値の傾向を比較的表現しているが、水準に関しては乖離がみられ応用理論(中間理論)構築の必要性を示唆するものであった。}, pages = {53--72}, title = {理論モデルの基礎―付け値分布と資産選択に基づく都市内土地利用形態(その11)―}, volume = {44}, year = {2019} }