@article{oai:sojo-u.repo.nii.ac.jp:00001268, author = {宮原, 萌}, issue = {10}, journal = {崇城大学芸術学部研究紀要}, month = {}, note = {本修了制作論は、稿者がこれまでの制作から素材に興味を持ち、複数の素材を組み合わせて人体彫刻制作を行った際の研究について述べたものである。 1章では、これまでの制作を振り返り、学部生の頃に人体彫刻で抱いた不自由さを払拭するため、過去に複数の素材を用いて制作した作品を例に取り上げながら、自らが納得のいく人体彫刻制作をするために複数の素材を用いた人体彫刻制作をするに至った経緯と、修了研究のテーマを「複数の素材を用いた人体彫刻の研究」としたことについて述べた。特に3節では、よく知っているようで知らない存在である自身をモティーフにすることで自身を見つめ直すことに決めた後、パン屋で働いている一場面を選んで、自分ともう一人の自分が終わりのない思考を繰り返している場面を人体彫刻で表現することにした経緯について述べた。 次いで2章では制作過程について述べた。まず1節でエスキースの制作について述べ、実際にアルバイト先で使用しているコック服やコック帽を着用している自身を制作することをエスキースによって示した。2節では実際の制作過程について述べた。具体的には、これまでの人体彫刻制作と違ってパーツごとに異なった素材を使用するため、各パーツをバラバラに制作することにした後、上半身(コック服)と頭部、コック帽、手、下半身の5パーツに分け、それぞれに合った素材を示しながら制作に取り掛かったことを示した。そしてまず、上半身とコック帽には、軽量化のため、FRP 樹脂に和紙や石膏に浸したガラスクロスを貼り込むことにし、頭部にはテラコッタを用いることにしたことを説明し、併せて使用する土についての説明を付加した。また、手は、FRP 樹脂にセメントを混ぜることで、石のような質感を出しながら軽量化をはかったことや、下半身は、木材を無造作に組み合わせることで、視覚的な面白さを出したことを示した。そして8節で、それぞれのパーツ同士の接合と仕上げの着色について述べた。}, pages = {123--124}, title = {《仕事場》複数の素材を用いた人体彫刻の研究―自らの体験を基にした自刻像の制作―}, year = {2017} }